2009年3月3日火曜日

仏の顔も21度まで

1月末に京都市東山区の建仁寺で「木造十一面観音座像」(高さ約70センチ、重さ約3キロ)が盗まれた事件で、京都府警捜査3課などは2日、窃盗容疑などで三重県四日市市東新町の会社経営の男(59)を逮捕した。男は容疑を認めており、「毎日拝んでいた」と供述。自宅を捜索したところ、同像を含む仏像21体など約30点、さらに掛け軸約10点を発見、押収した。
仏の顔も3度、いや21度まで!? 一応、信心深かったから、仏さまもここまでガマンしたのかも-。
 御用となったのは、自動販売機修理加工会社経営、阿部逸男容疑者(59)。調べに対し、「信仰心から自宅に持ち帰り毎日拝んでいた」と容疑を認めており「京都のほかの寺からも盗んだ」と供述。京都府警は自宅を捜索し、建仁寺の「木造十一面観音座像」のほか、東寺や毘沙門堂から盗まれたとみられる仏像計21体と骨董品を含む約30点、さらに掛け軸約10点など合わせて40点以上を発見、押収した。
 逮捕容疑は1月31日午後、建仁寺方丈に安置されていた「木造十一面観音座像」を盗んだ疑い。
 境内の防犯カメラに建物からコートに何かをくるむようにして出て行く不審な男の姿が映っており、付近の駐車場の防犯カメラにもよく似た男の姿が映っていたことが判明、調べを進めていた。
 京都市内では昨年10月、天台宗門跡寺院の毘沙門堂本堂から一木造の毘沙門天像(高さ約60センチ)が、同12月には東寺の毘沙門堂から木造不動明王立像(高さ約1メートル10センチ)が盗まれた。
 また、同9月ごろには世界遺産・仁和寺(右京区)の裏山に整備された「御室成就山八十八カ所」の44番札所のほこらから十一面観音立像がなくなっているのが見つかったほか、北区の等持院でも同月、足利尊氏の木像の手首などが盗まれるなど、被害が相次いでいた。
 別の家に暮らす阿部容疑者の息子(32)は「京都が好きでここ2年くらいはよく行っていた。自宅には仏教系のものがあったように思う…」。京都を騒がせた仏像窃盗犯が、よもや自分の父親だったことに戸惑いを隠せなかった。
 『仏ほっとけ、神構うな』。信仰もほどほどにということですか!?

SANSPO.COM

本当に好きで集めたんですね

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