2008年6月17日火曜日

2人に有罪判決

丸八証券(名古屋市)による冷凍食品会社株の高値固定事件で、証券取引法違反(相場固定)の罪に問われた法人としての同証券と元幹部2人の判決公判が17日、名古屋地裁であった。波多江真史裁判長は▽丸八証券に罰金2500万円(求刑・罰金3000万円)▽当時リテール本部長の村上信雄被告(59)に懲役1年、執行猶予3年(同・懲役1年)▽同副本部長の嘉山幸男被告(52)に懲役10月、執行猶予3年(同・懲役10月)を言い渡した。同証券と両被告は控訴しない方針。
 波多江裁判長は「会社ぐるみの犯行で丸八証券の法令順守意識は著しく低く、2被告は犯行の重要な役割を果たし、刑事責任は重い」と理由を述べた。
 判決によると、村上、嘉山両被告は同証券前会長、吉田則雄被告(67)=同罪で公判中=の指示を受け、06年4~5月、顧客約100人から公募価格で計3万9000株の買い注文を受け、株価を高値で固定した。同証券は、同社コンプライアンス部門が「高値固定は法令違反に当たる」と両被告に指摘したにもかかわらず放置し、口裏を合わせ組織的な証拠隠滅を図った。
 弁護側は「経営監視委員会の設置など再発防止策を実行している」「社命による組織的犯行だった」などと主張し、刑の軽減を求めていた。【式守克史】
毎日新聞

金が絡むと悪いコトしちゃうのかなぁ

2008年6月5日木曜日

タクシーで晩酌サービス

財務省や金融庁など9省庁の官僚約160人が深夜にタクシーで帰宅する際、運転手から「サービス」としてビールや、つまみの提供を計約2900回受けていたことがわかった。大半が税金から支出されるタクシー券を利用して、個人的なサービスを受けていたと見られる。

長妻昭衆院議員(民主)が全省庁にタクシー利用状況の調査を求め、4日までの回答を集計して判明した。大半の省庁は07年度分を調べたが、一部はそれ以前にさかのぼった。調査中の省庁もあり、件数はさらに増えそうだ。
 件数が圧倒的に多かったのは財務省。タクシーでの帰宅が07年度中に160回にのぼり、そのうち120回もビールなどを提供された職員もいた。1人が2千円分の図書券を受け取っていた。財務省は「頻繁にビールなどの提供を受けるのは国民の疑念を招きかねない。金券の受領は、事案を調べて対処する」としている。
 タクシー業界では、運転手が得意先の客にビールなどを出すことがある。深夜残業が頻繁な官僚の場合は、特定の個人タクシーの得意先になる例が少なくない。
 道路運送法は業者が受け取った運賃を割り戻すのを禁止し、金券提供はこの規定に違反する可能性があるが、ビールなどの提供は規定されていない。国家公務員倫理法などは、利害関係者以外から国家公務員が「社会通念上相当と認められる程度を超えて接待や利益供与を受けること」を禁止している。ビールの提供について、人事院は「事例ごとに判断するが、現状では何とも言えない」としている。(五郎丸建一)

asahi.com

ぬくぬくと生きてるなぁ